こんばんは、ヒツジマジンです。旅行に行かれる時に、他国のチップ文化に戸惑われた方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。日本ではチップの制度がないためどんな時にいくらくらい払うのが適切なのか非常にややこしいですよね。そこで今回はアメリカのチップのことについて書きたいと思います。チップについては個人によっても意見が分かれることもあるかと思いますので、私見で書かせていただくことをご了承ください。
- チップはなぜ支払うのか
- チップはどういうときに支払うのか
- 相場はいくらなのか
- チップ制度についての自分なりの見解
1.チップはなぜ支払うのか
感謝の気持ちとして払います。アメリカではサービスを受けた場合チップを支払う習慣があります。意味合いとしてはレシートにも書いてあることもありますが、Gratuity(謝礼、心付け)であり、サービスに対するお礼として支払うことになっているものです。良いサービスをすればそれだけチップの金額も高くなりますので、自分が受けたサービスに応じて払います。
2.チップはどういうときに支払うのか
私が実際に支払った場面は以下の通りです。
- レストラン
- 席に持ってきてくれるタイプのカフェ
- タクシー
- Uber
- 美容室
- 雨天時ホテルでレンタル傘を渡してくれた人
- ホテルのベッドメイキングの人
- ガソリンスタンドで窓掃除した人(特に頼んでいませんがしてくれたので払いました)
払わなくてよかった例(他にもたくさんあるかと思いますが一部です)
- ファーストフード店(マクドナルド、スターバックス等)
- スーパーの店員
- Amazonの宅配便
3.相場はいくらなのか
これは一番悩ましいところですが、レストランやタクシー、美容室の場合、相場は合計金額の15~20%です。レストランの場合、レシートに15%、18%、20%でそれぞれチップの金額が書いてあるところもあります。(中にはすでにチップ(Gratuityもしくはtipと書いてあります)が含まれた状態で請求されている場合もあるので注意) 私の知り合いでアメリカにずっと住んでいる人は、普通なら18%、ちょっと微妙な時は15%、よかった時は20%支払うとのことでしたので、私もその基準で払っていました。どんなにサービスが悪くても払わないということはないようです。
チップの払い方は現金をテーブルにおいて帰るか、カードで払う場合はもう一枚レシートをくれるのでそこに金額を書き込むことで支払うことができます。
ホテルのベッドメイキングは枕元に$2置いておく。ガソリンスタンドの方には$2を手渡ししました。こちらは共に直接紙幣で支払っています。場合によって、カードでも紙幣でも払えるので、臨機応変に対応します。Uberは乗車後にチップを選択できる画面が出てくるので、金額を選んで支払うこともできます。
なかなか日本人には馴染みのないものですが、アメリカの紙幣で$2札があるのは、こういった場合にパッと支払うことができるからなのかもしれないですね。
4.チップ制度についての自分なりの見解
サービスの質に対する対価と考えると非常に良い制度だと思います。日本ではどんなにサービスを良くしても悪くしても賃金はさほど変わりません。(もちろん雇用主の報酬の決め方にそういった基準が設けられていれば別ですが)その人のためによくしてくれたからチップを多めに払おうかな→もらった人は嬉しい→もっとサービス頑張ろう→サービスの質がよくなる→客も働き手もハッピーとなります。逆にサービスを良くしたのに対して評価されないとなると、働き手のやる気はなくなり、サービスの質も悪くなる可能性もあります。そのように考えると、私個人としては、少しやややこしい制度ではあるものの、結果的にはサービスをされた人もした人にも良いことがあるので非常に良い制度ではないかと思います。良いサービスを提供してくれる人が増えてみんなハッピーになれると良いですね。
またアメリカの文化については書きたいと思います。今日はこの辺で。